「漫画家になりたい」って言った妻に僕がしたこと

漫画家ふっくらボリサットの夫のサミ太郎です。

妻は、今でこそ連載も持たせていただいてる漫画家ですが、2015年くらいまではデザイナーをやっていました。

そんな彼女がある日、「絵とか漫画を描きたい。好きなことでお金稼ぎたい」と言ったんですね。

今日は、そんな妻に僕がしたことを書こうと思います。

好きなことでお金稼ぐ意味

当時、妻は20代後半。デザインの仕事が嫌いってわけでもないけど、「心から好き!」というわけでもなかったようです。

そもそも何で妻が「好きなことで稼ぎたい」とカミングアウトしたかというと、定期的に開いていた夫婦会議で働き方について話した結果、「好きなことで稼ぐのが最強」って結論にたどり着いたからです。

ぶっちゃけ、仕事を選ばなければお金を稼ぐことはさほど難しくないんだけど、好きでもない領域で苦労を重ねていくと「ずっとこのモヤモヤを抱えたまま生きていくのか…」という気持ちになり、パフォーマンスとモチベーションが同時に下がっていってストレスがたまるし、生き方として望ましくないかなと。

しかも、その領域の中でメキメキと頭角を現して結果を出していく人って、「この仕事が好き!」という人が多いような気がします。だったらそっち側にシフトしたらいいじゃん!と思ったわけです。

つまり、

 好きでもないけど、お金にはなるからなんとなく続ける
(最初はお金になる楽しみもあるけど、”好きじゃない”というモヤモヤはなかなか消えない)

よりも、

 好きな領域を正直に攻めて、好き!を燃料にスキルを伸ばして中長期で収益化していく
(最初は収益化が大変だけど、始めた時から楽しい。収益化できたらもっと楽しい。)

って方が、人生の質を上げるという点で合理的と言えないだろうか…?という考えです。
(もちろんこれは我々夫婦の個人的な見解なので色んな働き方があっていいと思います。)

 

そして僕は、妻が「漫画家になりたい」とスタバのカウンター席でボソっと呟いたとき、「全力で支えよう」と思いました。なぜなら、「◯◯になりたい」という明確なイメージが持ててる事自体が貴重だと思ったからです。

僕は動画クリエイターであり、自分で動画制作会社RAWLENSを経営してますが、それでも「俺は動画クリエイターになるために生まれてきた」と胸を張って言えるかというと、正直「そこまでではないのかなぁ…?どうなのかなぁ…」と自分を疑う部分があります(もちろん、誠心誠意を込めて仕事はしてるけど)。むしろ音楽を作っている時の方が至福を感じます。
そんな曖昧な僕なので、妻の「漫画家になりたい」発言に衝撃と敬意を覚えたわけです。

妻のルーティーンワークの外注先としての夫

そんなわけで妻が夢を果たせるように、デザインの仕事を入れすぎないようにしたり、
僕にできることは僕が妻の外注先になって担当したり、画材の予算を出したり、
妻のブログを開設(このブログだ!)したり、妻が出してきた絵のお仕事の見積もりに対してアドバイスしたりと、
妻の専属マネージャーとして色々動きました。(今では編集社との会議に僕も呼ばれたりしてマジでジャーマネっぽい感じになってる)

2年くらい、本業と並行して漫画とイラストを発信し始める

とはいえ最初は本業最優先で、片手間で漫画とイラストをブログとかtwitterで発信し始めました。

その間、約2年。

とはいえ、デザイナーの仕事を続けながら、できる範囲で漫画の活動をしていたので、金銭的に困るという感じではありませんでした。

初受注から徐々にお仕事をもらえるようになった

妻はTOEIC受験が趣味で、何気に900点保持者なんですが、
twitterとブログでTOEICの勉強法とかを漫画やイラストで発信していたら、
TOEICの教材とか作ってる方と知り合いになり、その方が「本を出版するので挿絵をお願いできないか」と依頼をいただき、イラストレーターとして初のお仕事をいただきました。

サラリーマン特急の挿絵イラスト

新TOEIC TEST「サラリーマン特急」満点リーディングに載った挿絵

そのあと、バンコクの日本語フリーペーパーの表紙絵と挿絵を担当させていただいたり、仕事が徐々に徐々に増えていきました。

というわけで、初仕事はSNSの繋がりで受注したんですね。
この一件で、収益に繋がる可能性のあるSNSのフォロワー数や、タイムラインで行われるコミュニケーションは、バランスシートに載ってない資産のようなものなんだな〜と思いました。

とはいえ、まだまだ「漫画で一人立ちしている」とは言えない歯がゆい状況でした。
本命の領域で努力して結果が出ない時って、辛いじゃないですか。そういう時って「砂食ってるみたいだな」っていつも思うんですけど、その頃はたくさんの砂を食った気がする…。好きじゃなかったらとっくにやめていたと思います。

どんな目標も困難を伴うので、”好き”や”楽しい”というモチベーションがないと継続できないんだ!

マンガコンテストへの応募

少しずつ仕事が増えてきた妻は漫画家・イラストレーターとして少し自信が出てきたんだと思います。
なんと自分で漫画コンテストを見つけてきて、「私、これに応募する!」と言って黙々と作品を描き始めました。
あの頃、会社も忙しかったんだけど、妻には仕事を振らずに、受賞するかも分からない作品づくりに没頭してもらいました。

結果は「入選」。受賞作品の「お金は人を変えてしまうのか 〜いろいろあってなんかお金が増えた夫婦〜」はkindleで無料で読めるよ!

FLOGGY✕note「お金マンガ投稿コンテスト」ふっくらボリサット佳作受賞

妻は喜びつつも「ぜったい1位だと思ってたのに…」と悔しがっていました。

でも、僕はただただ嬉しかった。デザイナー時代はどちらかというと内向的で受け身な妻が、自分でコンテストを見つけてきてオリジナルの作品を描きあげて応募した時点で、彼女が何か大切なステップを超えたんだと感じたからです。

そして連載漫画家へ

漫画コンテストで入選をいただいたあと、ウェブに掲載していた漫画に興味を持ってくれた編集者さんからオファーをいただき、ついに連載漫画を持たせてもらえることになりました。

それが、今でもサイゾーウーマンで連載中の「ふっくらタイ移住マンガ」です。

ふっくらボリサットのタイ移住まんが

スタバで「絵とか漫画を描きたい。好きなことでお金稼ぎたい」、「今はお金にならないかもしれないけど、いつかお仕事の量も増やして、ちゃんとした作家になりたい」と言っていた妻が、4年の歳月をかけて連載漫画家になった日でした。

さらに、cakesで「芸人ですが、このたび人工肛門になりました」の連載もスタート。にわかに忙しくなってきます。「芸人ですが、このたび人工肛門になりました」の告知画像

妻を支えるのは楽しい

というわけで、無名のイラストレーターから連載漫画家になった妻の隣で色んな景色を見させてもらってて本当に楽しいです。
そりゃ辛い時もあるし、「もし失敗して妻が自信喪失したらどうしよう」とか思わなかったわけではないけど、「好きなことが見つかって、それがやれてる」という時点で、人生の大きな目標を既にクリアできてるので、

 好きな領域を正直に攻めて、好き!を燃料にスキルを伸ばして中長期で収益化していく

という戦略は良いんじゃないかなと思ってます。

かくいう僕も、妻を見習って、好きな音楽を続けようと思います。レコードをサンプリングして曲を作ってます。良かったら聴いてみて↓

長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

これからも、漫画家ふっくらボリサットとサミ太郎をよろしくね!

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